私がITエンジニアになった理由(その3:そして専業へ)

エンジニアヒストリーの更新第3回目は、期間空いてしまいましたが、前回に引き続きユウスケが部門内エンジニアから、いかにして専業エンジニアになり、BitDesignLaboに所属するようになったかをお話ししていこうかなと思います。

1、職場との別れ

私が部門内のエンジニアとして活動を終えた理由はズバリ退職したからです。といっても、その時点で専業を目指して自主退職をした訳ではなく、大幅な組織改革により遠方に転勤になるか、会社都合扱いで退職となるかの判断を迫られたのです。

前回までに登場していた上司も同じように決断を迫られておりましたが、上司は開発者である以上にマネージャーとしての責任感から転勤を決めていました。退職を考えていた私はかなり強めに引き止められました。しかし、ハッキリ言って転勤した先で同じように自由な開発ができるとは思っておらず、この機会で専業としての道に進むことはできないかと考え始めました。組織や上司への恩義はありましたが、このまま転勤族として生きる事になるより、会社都合で退職できるタイミングで新しい業界に飛び込みたいという意欲がわいてきたのです。

そこからはエンジニアの求人を探して転職活動を始めました。当初は年休消化期間の早い段階で次の職場を決めて、バカンスでも楽しもうかと浅はかな考えを抱いておりました。しかし実際のエンジニアとしての実務経験が乏しく、ほぼ未経験扱いの私で面接までたどり着きそうな中途採用求人は、私の地域にはほとんどありませんでした。

2、次の会社と新しいエンジニアの形

結果としてバカンスを楽しむヒマはなく、在職中に取引のあった協力会社に雇っていただくこととなりました。『結局専業じゃないのか?』と疑問に思われたかと思いますが、求人を探しているうちにフルリモートのエンジニア求人やクラウドワークス等でのフリーランスのエンジニアとして働く業態があることを知ってから方向性を変えたのです。
求人の決まらない私に声をかけてくれたその協力会社が副業OKだったので、クラウドワークスで副業としてエンジニア経験を積む方向に切り替えました。

正式に職場を退職してからノータイムで新たな会社に配属された私は、日中は本業での仕事をこなしながら、夜中はクラウドワークスで私のこなせるレベルの仕事を探して経験を積むという生活が始まりました。

ほとんどの募集はトレンドになっていたpython等の即戦力エンジニア募集ばかりでしたが、VBAやVBなどのスタンダードな開発言語の募集やオペレーション業務の募集もあり、その分野ではすぐに実績を残すことができました。

納期を遵守し、報連相を豆に取るだけで実績と高い評価のレビューが自然とついてきます。クライアント様から逆にオーダーされることや、『別の言語で経験を積んでみないか?』と勉強用のサンプルが渡される機会も増えてきました。

持ち前のコードを読み解く根気と、元上司から教わった『先ずは終わらせる』の精神でクラウドワークスに食らいついた私はVB以外にVC#、Unity(VC#)、html(cssとjsも)などの開発言語(環境)を力づくで体得していき、サーバーもSQLserver以外にもMySQLの環境作成まで経験していくこととなりました。サーバーについてはリモート操作でサーバーでセットアップする経験も豊富についていきました。

技術習得以外にも、一つの企業に所属しているだけでは到底得られなかったようなトレンドが知れたことも、副業でエンジニアを続けていくモチベーションだったと思います。
どんな企業がどんなツールを欲しているのか、世の中にはどんな業務ツールが存在しているのか、トレンドや世間を知る事は前職でサーバー構築に触れたとき以上に概念を壊した経験だったと今になって思います。

当然ですが本職での就業規則を守りながらの副業ですので、休息しなければならない時間の確保にも苦労しましたが、それ以上に実績を積める楽しさで毎日アドレナリンが全開だったと思います。(健康を著しく害する危険があるため、他人にあまりお勧めできないような業務体系でした。)

3、ついに専業へ

しばらくそんな副業での経験を積んだ後に、拾っていただいた協力会社を円満退社し、晴れて私の経験を認めてくれたBitDesignLaboに正式に専業エンジニアとして所属することになります。

…部門内エンジニアでのエピソードに比べると駆け足でのエピソードになってしまいましたね。(実際のところ、守秘義務等の問題があるため、詳しくお話できるエピソードがとても少ないのです…)

まとめになりますが、タイトルに書いてあった『私がエンジニアになった理由』とは、『新しい概念と出会うため』と言うことができると思います。この新しい概念との出会いが、一貫して私の開発への情熱に直結していたと思いますし、今ブログでこのエピソードを書いているのも、新しい刺激になるなと考えております。これからも新しい技術や概念と出会えることを生きがいとして、エンジニアの業務を遂行していきたいと思います。

といった感じで、3記事にわたって今の業態になるまでの経緯を書き連ねてまいりました。次回以降はTIPS系の記事なんかを書いてみようかな~と考えております。

次回の更新をお楽しみに!!

この記事を書いた人

ユウスケ